製品説明 【 CIS薄膜系太陽電池 】
昭和シェル石油の太陽電池への取り組み
近年、太陽光発電は、最も現実的で可能性の高い家庭用発電装置としてその開発に世界中の大きな期待が集まっています。日本では1997年より、太陽光を含めた自然エネルギー活用の目標値を定めた「新エネルギー利用特措法」が施行されていますが、昭和シェル石油では、1994年に住宅用システムの一般住宅への販売・設置を行うなど、この分野のパイオニアとして四半世紀にわたり太陽光発電の開発と実用化に取り組んできました。
CIS薄膜系太陽電池については、1993年より(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の研究委託を受け、効率の向上と量産化技術の開発を担当してきました。また2002年にはミッション実証人工衛星「つばさ(MDS-1)」に実験搭載されるなど確かな技術力を培いながら、2005年に事業化を決定し、2007年より宮崎第1工場が稼動を開始しました。
第2工場の建設も既に開始し、CIS薄膜系太陽電池の工場としては世界最大規模となる生産能力60MWとなる予定です。
CIS薄膜系太陽電池「ソラシス」とは?
薄膜技術で資源を有効活用
CISとは、銅(Copper)、インジウム(Indium)、セレン(Selenium)の3元素からなる薄膜系太陽電池です。結晶シリコン系太陽電池の厚みは約200〜300μmですが、CISはその約100分の1にあたる約2〜3μmで製造することができるため、原料となる様々な資源の大幅な節約が可能になります。

優れた性能とともにデザイン性も向上
ブルーの色合いで青い光を反射する結晶シリコン系と異なり、素子が黒色のため太陽光の吸収率が高まりました。また、シックで落ち着いた感じのブラックフェイスで様々な屋根にフィットするデザイン性も向上しました。優れた特性に加えて確かな製品技術が認められた結果、数々の賞を受賞しています。

(左)CIS薄膜系太陽電池、(右)結晶シリコン系太陽電池
 | 内閣総理大臣表彰「第2回ものづくり日本大賞」 優秀賞(製品・技術開発部門) |
 | (財)日本産業デザイン振興会主催「2007年度グッドデザイン賞」 特別賞 エコロジーデザイン賞 |
 | (財)新エネルギー財団主催「第12回新エネ大賞」 経済産業大臣賞 |
製造過程からエコロジー
製造時に投入されるエネルギー量が、太陽光によって発電されるエネルギーにより回収されるまでの期間を示す「EPT=エネルギー・ペイバック・タイム」を、従来の結晶シリコン系に比べて約半分に短縮できました。
安定した発電
モジュール部分に影ができた場合、従来の結晶シリコン系ではモジュール全体の出力が絶たれましたが、CISではその素子特性により安定した発電を行えるようになりました。

より多くの光を吸収できる
優れた分光感度特性により、従来の結晶シリコン系よりも幅広い光の成分を吸収します。このため実際の設置環境では、より多くの発電量が期待されます。

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