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シェル美術賞2018概要

シェル美術賞2018概要

シェル美術賞について

 シェル美術賞は、美術界に大きな影響を与えたシェル美術賞(1956年~1981年)、および昭和シェル現代美術賞(1996年~2001年)の合計31回の実績を経て、2003年に再開し、本年47回目の開催となる現代美術の公募展です。
 次世代を担う若手作家のための美術賞であり、創設当初より完全な公募制で実施しています。現在では「若手作家の登竜門」として、美術界で高い評価を頂いています。2018年は創設62年目を迎え、多彩な視点からの審査や学生支援企画を継続するだけでなく、若手作家の継続的な支援を充実させるため、新プログラムを実施します。
 当社は、次世代育成を軸としたメセナ活動である「シェル美術賞」を通じて、若手作家の活躍を継続的に支援し、美術界の発展に貢献したいと考えています。今後も、世界に先駆ける可能性を秘めた若手作家の応募と、受賞作家の方々の更なる飛躍を期待しています。

過去の受賞作品・作品一覧過去の受賞作品・作品一覧、表彰式や展覧間の様子などご覧になれます。

シェル美術賞2018 審査員の紹介(敬称略)

5名の審査により厳正な審査を行います。

■ シェル美術賞2018 審査員 島 敦彦(Atsuhiko Shima) / 金沢21世紀美術館館長
島 敦彦
1956年富山県生まれ。1980年早稲田大学理工学部金属工学科卒業。同年4月より富山県立美術館建設準備室に入り、81-91年まで富山県立近代美術館に、92年1月から2015年3月まで国立国際美術館(大阪)に勤務、同年4月から2017年3月まで愛知県美術館館長、2017年4月より現職。これまで、榎倉康二、内藤礼、安齊重男、小林孝亘、OJUN、畠山直哉、オノデラユキらの個展を手がけたほか、2010年には「絵画の庭-ゼロ年代日本の地平から」、2013-14年には「あなたの肖像―工藤哲巳回顧展」を担当した。現代美術の動向を絶えず注視しつつ、近年は、舞台やダンス・パフォーマンスにもできるだけ足を運ぶようにしている。

Comment

シェル美術賞も、歴史を重ねる中で成長と中断を経験してきました。作り手の皆さんは、これからご自身の制作の軌跡を描いていくわけですが、思うように進まないこともあります。しかし、シェル美術賞への挑戦は、最初の一歩になるはずです。公募展は何よりもまず応募して下さる皆さんの意欲的な取り組みがあって初めて成立する展覧会です。何も恐れることはありません。蛮勇をふるって応募してください。待ってます。

■ シェル美術賞2018 審査員 新藤 淳(Atsushi Shinfuji)/ 国立西洋美術館研究員
新藤 淳
1982年生まれ。美術史、美術批評。国立西洋美術館研究員。2007年東京藝術大学大学院美術研究科芸術学専攻修士課程修了(西洋美術史)。同年より現職。共著に『版画の写像学』(ありな書房)、『キュレーションの現在』(フィルムアート社)、『ラムからマトン』(アートダイバー)、『ウィーン 総合芸術に宿る夢』(竹林舎)、『ドイツ・ルネサンスの挑戦』(東京美術)など。展覧会企画(共同キュレーションを含む)に「かたちは、うつる」(2009年)、「フェルディナント・ホドラー展」(2014-15年)、「No Museum, No Life?-これからの美術館事典」(2015年)、「クラーナハ展-500年後の誘惑」(2016-17年)など。

Comment

だれかに推薦されたわけでも、強いられたわけでもない、なににもおもねらない自発的な意志によって応募されてくる作品たち。けれども昨年、はじめて審査の場に立たせていただいたあとに拭えないまま残ったのは、さまざまな不自由さの印象でもありました。それとなく承認され、それとない拘束力をもって流通している表現のモードやスタイル、テイストやマナー等々の、やんわりとした呪縛。あるいは、それらへのなかば積極的な、葛藤なき囚われ。たとえ不恰好でみっともなく、無鉄砲で危うくとも、そうした微温的な不自由に甘んじない作品との遭遇を、なにより心待ちにしたく思います。いや、そんなものなど、遠く突き抜けてしまっているものとの出逢いを。こういう時代だからこそ。

■ シェル美術賞2018 審査員 中井 康之(Yasuyuki Nakai)/ 国立国際美術館副館長
中井 康之
1959年東京都生まれ。1990年京都市立芸術大学大学院修士課程修了。同年西宮市大谷記念美術館に学芸員として勤務。1999年より国立国際美術館主任研究員、2018年より現職。主な企画展に「美術館の遠足(藤本由紀夫)」展(1997)、「パンリアル創世紀展」(1998)、「もの派-再考」(2005)、「アヴァンギャルド・チャイナ―〈中国当代美術〉二十年」(2008)、「世界制作の方法」(2011) 、「フィオナ・タン?まなざしの詩学」(2014-15)等(共同企画含む)。他、2005年第11回インド・トリエンナーレ展日本側コミッショナー、2013年「楽園創造(パラダイス)-芸術と日常の新地平-」(αMギャラリー)企画担当。主な論考に「日本に於いて絵画を制作すること」(第11回インド・トリエンナーレ展)“Qualia in Ephemera(儚さの美学)”, City_net Asia 2005カタログ、「もの派―再考」『もの派―再考』展カタログ2005年、「1970年代における個と集団の論理」『日本の20世紀芸術』平凡社2014年等。現在、ウェブマガジンartscapeで「学芸員レポート」を寄稿。

Comment

1990年以降の日本に現れた美術動向を「ネオテニー」というキーワードを用いて評価する動きがあった。その生物学用語は幼児期の特徴を残しながら長い期間をかけて性成熟することを意味し、その過程がヒトを作りだしたと言われている。同用語を援用し、日本に新しい美術が生まれたことが主張された。しかしながら、ヒトは、その幼児期に、鏡に映し出された自らの姿を見ることによって自我意識を芽生えさせる、いわゆる「鏡像段階」を迎えて精神的な発達を遂げる一個の個体でもある。新しいステージを迎えたこのシェル美術賞にて、私はそのような自覚的な精神が生み出した一個の表象と出会えるであろうことを予期している。

■ シェル美術賞2018 審査員 藪前 知子(Tomoko Yabumae)/ 東京都現代美術館学芸員
藪前 知子
1974年東京都生まれ。東京都現代美術館学芸員。これまで企画担当した主な展覧会は、「大竹伸朗 全景 1955-2006」(2006)、「MOTコレクション 特集展示 岡﨑乾二郎」(2009)、「山口小夜子 未来を着る人」(2015)、「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」(2015)、「MOTサテライト 2017春 往来往来」(2017)(以上、東京都現代美術館)など。札幌国際芸術祭2017の企画チームに参加。キュレーションの他に、雑誌等に日本の近現代美術についての寄稿多数。

Comment

昨年に引き続いて審査をさせていただきます。昨年の審査で、絵画というフォーマットの許容量の大きさに改めて感じ入りました。描く者は無数の選択肢の前に立たされた上でこれを提出されるわけですが、そこで選ばれた価値観は何によるのか。しかもこのゲームは、ルールを自ら作ることも壊すことすらも奨励されるのです。審査の過程で、私自身の主体は揺さぶられ、変化せざるを得ないのだ、と認識したときに、むしろそのような力を持った作品との出会いを初めから期待していた自分に気がつくのでした。ご応募お待ちしております。

■ シェル美術賞2018 審査員 大坂 秩加(Chika Osaka)
/ アーティスト、シェル美術賞2010 島敦彦審査員賞受賞、シェル美術賞 アーティスト・セレクション(SAS)2012選出作家
大坂 秩加
1984年東京都生まれ。2011年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻(版画)修士課程修了。「東京藝術大学卒業制作展」サロン・ド・プランタン賞(2009年)、「シェル美術賞展2010」島敦彦審査員賞(2010年)、「第4回アダチUKIYOE大賞」大賞(2013年)、「VOCA展2014」佳作賞(2014)他、受賞多数。主な展覧会に、「版の時間/Age of Prints 展」女子美術大学美術館/東京(2012年)、「シェル美術賞展 アーティストセレクション2012(SAS)」国立新美術館/東京(2012年)、「プリントって何?-境界を超えて」市原湖畔美術館/千葉(2014年)、「第2回PATinKyoto京都版画トリエンナーレ 2016」京都市美術館/京都(2016年)などがある。版画、油彩、水彩など技法にこだわらず制作し、モチーフとしている短い言葉と合わせて作品を発表。近年では、演劇的なインスタレーションで作品を見せることに関心を強め、個展を一つの舞台のように展開している。

Comment

シェル美術賞のような伝統のある公募展に挑戦することは、作家として「ものをつくり続ける覚悟」をするひとつのきっかけになると思います。私も2010年に審査員賞をいただいた際、多くの方に作品を見てもらったことで、作家としての責任と覚悟を強く実感しました。また、とても大きな自信につながったのを覚えています。自分の作品がどう見られたかを知ることは、どのような結果であれ、次のステップにつながります。続けるため、常に内容を展開させていくために、挑戦することに前向きでいてください。

受賞・入選作品、賞金について

  • 以下のとおり、受賞・入選作品を選出予定です。
  • 受賞・入選作品は、国立新美術館で12月に開催予定の【シェル美術賞展2018】で展示されます。
グランプリ・・・・・1点・賞金100万円
審査員賞・・・・・・5点・各30万円
学生特別賞・・・・・1-2点・各10万円
入選・・・・・・・・約46点
オーディエンス賞・・1点  賞状
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  • ※賞金は源泉税込みとなります。
  • ※賞の内容、点数および賞金額は、変更となる場合があります。

実施予定内容について

昨年の様子は、シェル美術賞アーカイブをご覧ください。
シェル美術賞アーカイブ

シェル美術賞の応募実績

応募作家数応募作品数
シェル美術賞2018 593名 839点
シェル美術賞2017 606名 852点
シェル美術賞2016 570名 791点
シェル美術賞2015 552名 807点
シェル美術賞2014 564名 815点
シェル美術賞2013 698名 1,001点
シェル美術賞2012 840名 1,226点
シェル美術賞2011 903名 1,291点
シェル美術賞2010 950名 1,410点
シェル美術賞2009 1,093名 1,666点
シェル美術賞2008 1,144名 1,700点
シェル美術賞2007 1,076名 1,616点
シェル美術賞2006 903名 1,357点
シェル美術賞2005 917名 1,418点
シェル美術賞2004 801名 1,254点
シェル美術賞2003≫2004 1,002名 1,665点
Shell Art Award 2018 Program  ※シェル美術賞概要の英語版ページです。