GTL燃料について
GTL技術により得られた軽油留分で、GTL軽油とも呼ばれています。無色透明で硫黄分をほとんど含まず、セタン価が高い特徴があります。また、燃焼時の排ガスからは窒素酸化物、粒子状物質、一酸化炭素や炭化水素の排出量が、通常の軽油と比べて大幅に減少します。
社有バス実証走行試験
中央研究所(神奈川県愛甲郡愛川町中津4052-2)から最寄駅を運行する当社所有の通勤バスにGTL(Gas To Liquids)燃料を使用した実証試験を下記の要領で2008年4月から一年間行います。
GTL燃料のみを使った走行試験は、国土交通省事業「次世代低公害車開発・実用化促進プロジェクト」で車両積載用トラックに給油し実施しましたが、当社でも同じ燃料を用いて一年を通じての実証試験を実施します。
一年を通じて走行試験を行うことで、気温などが異なる環境下でも使用上問題ないことを実証します。燃料噴射系部品や燃料ホースの影響などを調査しますが、通勤バス製造元のトヨタ自動車殿、販売元の日野自動車殿の技術的サポートを得ながら実施します。
| バスの走行ルート | : |
(朝一便)小田急電鉄小田原線本厚木駅〜当社中央研究所(神奈川県愛甲郡)
(夕方二便)中央研究所〜相模鉄道海老名駅 |
| 実験期間 | : |
2008年4月〜2009年3月 |
| 走行距離 | : |
月間約1,500km |
| 使用燃料 | : |
マレーシアのシェル ビンツル プラントにて天然ガスから合成されたShell GTL燃料(100%) |
| 走行車両 | : |
日野 リエッセⅡ |

都営バス実証走行試験
東京都、トヨタ自動車、及び日野自動車とともに実施する、FTD(Fischer-Tropsch Diesel)燃料での実証走行に、2009年2月1日よりFTD燃料の一つであるGTL燃料の供給を開始しました。
この実証走行は、国土交通省からの委託事業で独立行政法人交通安全環境研究所が中心となって実施しているEFV21「次世代低公害車両開発・実用化促進プロジェクト」の一環として行われるものです。大都市における低CO2交通輸送モデル実証のため、東京都交通局品川営業所所有の日野自動車製バス『日野ブルーリボンシティハイブリッドバス』2台に100%GTL燃料を給油し、約1年間行われます(EFV21プロジェクトを広くアピールするために、バス車体にEFV21ロゴマークを付けた都バスに給油します)。
最新型ハイブリッドバスで一年間実証走行を行うことで、GTL燃料が通常軽油と同様に問題なく使用できることを確認します。

- FTD(GTL)燃料について -
Fischer-Tropsch 製法で合成された軽油(Diesel)に相当する液体燃料で、頭文字を取ってFTD燃料と呼ばれています。天然ガス、バイオマス、石炭など原油以外の原料から合成することができ、無色透明で硫黄分をほとんど含まず、セタン価が高い特徴があります。また、燃焼時の排ガスからは窒素酸化物、粒子状物質、一酸化炭素や炭化水素の排出量が、通常の軽油と比べて大幅に減少します。今回の実証走行に使われるFTD燃料は、天然ガスから合成されているためGTL(Gas to Liquid)燃料とも呼ばれています。