エンジンオイルには、様々な種類があります。
規格・粘度・乗り方の違いをご存知ですか?
実際昭和シェル石油のサービスステーションでお取り扱いしているエンジンオイルはこれだけの種類があります。
この8種類のエンジンオイルの中からお客様の車にあったエンジンオイルを選ぶには、

以上の 1. → 2. の順番でエンジンオイルは選ぶ必要があります。
それでは、
規格・粘度・乗り方の違いを見ていきましょう!

ドーナツマークはオイルの品質・性能の優秀さを表す証明。品質レベル、粘度分類、省燃費性能、これら全てに合格したオイルに与えられるマークです。
API(米国石油協会)、SAE(米国自動車技術者協会)、ASTM(米国材料試験協会)などの数団体によって組織化されたEOLCS(エンジン油ライセンス認証システム)が、認証したオイルだけに表示できるマークです。

※こちらの商品は全てGF-5も取得しています

ILSACの規定するGF-5以上に合格したオイルにはスターバーストマークと呼ばれる印が付けられます。
GF-5とは、ILSAC(日米自動車工業会制定規格)により制定されたガソリンエンジンオイルの省燃費性能の最高規格です。
ILSACは、日米の自動車メーカーにより構成されています。
GF-5が現在の最高規格であり、API規格でSNの性能を持ち、かつ省燃費性を持ったオイルです。
ACEA
ACEA規格とは、欧州自動車工業会により制定された規格です。
1996年1月に自動車エンジンオイルの品質・性能分類に関する規格の運用を開始しました。
2004年からACEA規格は、従来のガソリン(A規格)・ディーゼル(B規格)別の規格から、A3/B4のように兼用の規格に変更されました。さらに低灰分油規格として新たにC規格が導入されました。
粘度って何?
粘度はオイルのねばり度合を示すものです。SAE粘度番号による分類が一般的です。
SAE粘度番号って何?
SAEは、米国自動車技術者協会の略で粘度番号によってオイルの粘度を規定しています。
オイルは温度によって粘度が変化します。粘度は、温度が上がれば柔らかくなり、温度が下がると硬くなります。一方で、エンジンオイルは使用するエンジンによって、要求される粘度が異なります。
つまり、エンジンの性能を十分に発揮させるためには、最適な粘度のエンジンオイルを使用することが重要です。
エンジンオイル粘度と性能の関係
下図は、エンジンオイルの粘度と性能の関係を表したイメージ図です。
実際にはお客様のお車や乗り方に適したエンジンオイルを選ぶ必要があります。
エンジンオイルは、車の種類はもちろん運転の仕方によって、お車に適したエンジンオイルの種類や交換時期が異なります。
エンジンオイルはエンジンを正常に保つためになくてはならないものですが、お客様のお車に合ったエンジンオイルを使用することで、エンジンの保護や燃費などの初期性能が維持し易くなります。
シビアコンディションをご存知ですか?
下の例のような運転は通常の運転に比べてエンジンオイルへの負担が多くかかります。
お客様の運転がこのシビアコンディションに該当する場合には、通常のオイル交換に比べて、耐久性が高いオイルを使用する、または交換頻度を高める必要があります。
上記の例のうち、悪路の運転・年間2万km走行・山道走行は何となく車に悪そうな想像はできますけど、近場での運転はエンジンオイルには良さそうなのに、なぜシビアコンディションに該当するのでしょうか?
1回の走行距離が短い場合には、エンジンが完全に温まる前に運転を終えてしまいます。
でも、完全な暖機状態での走行よりも、低温での走行の方がエンジンオイルへの負担が大きいのです。
そのほかにも、渋滞が多い道での走行などもエンジンへの負担が大きくなります。
このような運転条件の場合には、耐久性の高いエンジンオイルを入れるか、または交換頻度を高める必要があるのです。
耐久性が高いエンジンオイルって具体的にはどの商品が該当するの?
はい、下の3つの商品が耐久性の高いエンジンオイルです。
こちらの商品は、ベースオイルにShell XHVIを配合しているので、初期性能(新油時に持っているエンジンオイルの性能)を長い間保つ能力に優れ、長期間使用しても性能の劣化が少なく耐久性に優れています。
また、清浄分散性も高いので、エンジン内の汚れを落とし再付着させないようエンジンオイルの中に汚れを分散させる効果も高くなっています。

「シェル ヒリックス」シリーズのうち、「ウルトラ」「HX7 0W-20」「HX7 5W-30」のベースオイルに、シェルグループ独自の化学合成油 Shell XHVIを使用しています。
XHVIの性能
性能1 粘度指数がきわめて高い
ベースオイルの粘度は温度によって変化し、その変化の度合いを示す指数として粘度指数があります。粘度指数が高いベースオイルほど、温度による粘度変化が少なく、より高温から低温までの使用領域を広げることができます。さらに、低温度域での粘度が低いため、始動時の粘性抵抗による負荷が少なく、省燃費性に優れたベースオイルともいえます。
性能2 せん断安定性が良い
ピストンとシリンダーやベアリング等の狭い隙間を潤滑する場合、潤滑油は高いせん断を受けます。このような高せん断領域での潤滑は、粘度指数向上剤(ポリマー)を含んだオイルでは粘度の一時的な低下とポリマーの切断からくる永久粘度低下が起きます。XHVIはポリマーを含まないので、せん断による粘度低下が少なく、かつ強い油膜を維持することができるのです。
性能3 熱・酸化安定性が良い
各種の機械に使用される潤滑油は、高温・高圧の厳しい条件に加えて、空気中の酸素により熱・酸化劣化が起きます。 XHVIは通常の鉱油と比較して不飽和炭化水素の含有量が少なく、熱や酸素に対して安定しています。また高純度な炭化水素ベースオイルのため、酸化防止剤を添加した場合、その効果がより高く発揮されます。
性能4 蒸発損失が少ない
エンジンが高速で作動している場合、シリンダー壁面はかなりの高温になり、ベースオイルや潤滑油の軽質分は蒸発して排気側へ排出されます。 XHVIは精製分留の過程で低分子(軽質分)をカットしているため蒸発損失が少なく、オイル消費を抑えることができるベースオイルです。
このように、 XHVIは各種の潤滑油製品に応用され、高い実績をもった高性能ベースオイルといえます。このXHVI製造プロセスは、長年にわたる採掘技術、化学合成技術、精製技術、ブレンド技術をはじめとした総合技術力によって開発され、GTL(Gas To Liquid)を実用化してきたものです。現在でもこれらの技術はとどまることなく進化しつづけ、新しいGTL合成技術へと受け継がれています。